チョコレートでも使わない限りラーメンでは中々体験することはできないコラボ、カカカカカカオ。

投稿日:2018/03/24 8:00 更新日:

ラーメン官僚(田中一明)の「麺レポ!」

田中一明[著・写真]/ GourmetBiz編集部[編]

東京・町田の「パパパパパイン」は、昨年末に西荻窪から移転オープンした新店舗。
店の中の雰囲気は、以前の店舗よりも小綺麗。以前の店舗も良い味を出していたが、今回の新店舗もまた違った意味でセンスの良い店構えだと思う。開放感を感じる「常夏」らしさの演出。これは、女性客からも強い支持が得られそうだ。

「限定3(カカカカカカオ)」をいただくことに。
券売機で食券を購入し、カウンター席に着席。待ち時間7分程度で、限定ラーメンが眼前に現れた。

「限定3(カカカカカカオ)」

組み合わせ方に工夫を凝らすことができれば、チョコと中華麺が好相性を来すことを実証するひと品。特に、この「カカカカカカオ」のように、まぜそば風にまとめると、かなりの好相性が期待できる。
中盤以降、小皿で提供されるラー油を加えれば、丼に辛みがオンされ、辛みが、チョコに由来する甘みをキリリと引き締める役割を全うする。
ストレートな甘みとダイレクトな辛みとの競演は、チョコレートでも使わない限り、ラーメンでは中々体験することはできないコラボレーション。ラーメンに大いなる多様性があることを指し示す、貴重な1杯でないかと感じた。

一気に完食。美味しかったです。ごちそうさまでした!

店舗概要

田中一明さんのプロフィール

田中一明(通称・ラーメン官僚かずあっきぃ)
1972年生まれ。東大卒の現役官僚でありながら「超・ラーメンフリーク」として年間700杯を超えるラーメンを、エリアを問わず実食。現在までの通算杯数は13,000杯に迫る。
テレビ番組への出演や、雑誌やムック本の監修を行ない、ラーメン情報を精力的に発信している。
「アウトプットは、着実なインプットの土台があってこそ説得力を持つ」という信条を持ち、新店から老舗に至るまで、47都道府県の店舗を探訪。信頼度の高さに定評がある。

※こちらの記事は、田中一明さんの了承を得てfacebook投稿を再編集したものです。田中さんのfacebookページはこちら

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