人気ファミレス「サイゼリヤ」のオーダーに関する“工夫”がバズっています。
■「サイゼリヤ」神アプデが話題
スマホによるセルフオーダー形式を導入され話題になっているサイゼリヤ。
以前は、来店したお客がメニュー表に記載された英数字を紙に記入して店員に渡すというスタイルの注文方式だったところ、現在は、紙の代わりにスマホで入力する形式が取り入れられ、順次導入店舗を拡大しています。
メニュー表に表示されている番号を「紙で渡す」方法から「スマホで入力する」方法へのシフトは話題になりましたが、さらに今回バズを生んでいるのが「タイミング指定」。
なんと、デザートが到着するタイミングまで指定できる「神アプデ」が導入されている店舗があるようです。
とあるX(旧Twitter)ユーザーがポストしたのは、メニュー表のデザート欄。
デザートメニューに2種類の番号があることに気がつき、画像を投稿すると、大バズりしました。
2種類の番号というのは、「すぐに」「あとで」の2種類。
食後のデザートとして提供して欲しい場合は「あとで」の番号を入力し、出来次第すぐに提供してもらいたい場合は「すぐに」の番号を入力するようになっています。
ポスト主は、デザートを持ってくるタイミングを指定できるようになっている“仕掛け”を絶賛。
食前食後を番号で識別できるシステムについて、SNS上でも「食前デザート勢、歓喜」「サイゼリヤのこのシステムは実に便利ですね」「食事の流れがスムーズになります」など、歓迎の声が上がっています。
■「食前」「食後」ではなく、「すぐに」「あとで」に滲む工夫
以前なら、食後デザートのオーダーは備考欄に食後と書いたり、食事終わりにボタンを押して店員に持って来てもらうため、客側にはボタンを後で押す面倒、店側にとってはオーダーを受ける回数が増えることで仕事の量が増えることになりました。
そうした問題を解決したことに対して、「すごい。これで伝票に明記されるからスタッフの苦労が軽減されるわけか」と、サイゼリヤ経営側の取り組みを絶賛する声が多発。
「客側も言われて考えるのではなくてあらかじめ意識できるしwin-win」など、客と店側双方にメリットがあると評価する意見が上がっています。
他にも表記が「食前」と「食後」ではなく、「すぐに」と「あとで」になっていることについても「食前食後では読み間違いが出るだろう」「『食前』が適切じゃないのもあるかも」と、工夫に気が付く人も。
「ひらがな」であることや、最適な表現に至るまでの苦労などに思いを馳せる声が多くあがっていました。
■「サイゼリヤ」は他にも細いオーダーに対応
デザートの注文タイミングの他にも「サイゼリヤ」は細かいオーダーに対応。
例えば人気の「辛味チキン」などのメニューでは、備考欄に「よく焼き」と表記すると、皮がパリッと焼けた状態で提供されます。
また、ガルムソースと特製デミソースが選べる「ハンバーグステーキ」ですが、ソースが無くなった場合は無料でソースをおかわりすることもできます。
注文時にデザート提供のタイミングを店員に負担をかけずに指定できるのは助かりますね。
これからも「サイゼリヤ」のアップデートにも注目すると、より食事の時間が楽しいものになりそうです。
今回のアップデートは店舗限定で全ての「サイゼリヤ」で実施されているわけではないので注意が必要です。
※商品情報は掲載時点のものです。
<取材・文・編集:GourmetBiz編集部>