アストロラボ、チェーン店向け市場・競合店調査アプリ&分析ツールをリリース。

投稿日:2014/12/01 17:49 更新日:

アストロラボ株式会社(代表取締役CEO 日下ヤスユキ:東京都世田谷区)は、百貨店、家電量販店、アパレル店、飲食店、スーパーマーケットなど、多店舗を展開するチェーンストア型企業向けの市場・競合店調査アプリ&分析ツール「Astro Blaster for Store Comparison(以下、ABSC)」をリリースしたことを発表した。

【業績向上に欠かせない競合店調査の課題を1システムで解消】
多くのチェーンストア型企業は、店舗運営や接客の改善・商品ラインナップや販促施策をより効果的なものにするため、「同業種・異業種の店舗調査」「自店調査」を実施している。得られた結果を比較分析する事で成功要因を探り、その要素を把握し全店展開することで更なる業績向上を目指している。

しかし現状は、手書きや独自Excelフォーマットなどアナログ型で実施する企業が多く、社内共有のために情報を文書化したり、グラフ化したりなど多くの手間をかけており、多くの作業時間がかかる事で情報の鮮度が落ち、正確な結果を得る事ができない。また部門ごとで調査する項目が異なるため、調査専任部門をたてるのではなく、社員にまんべんなく調査スキルを習熟させる必要がある。スキル共有までの間は経験のあるベテラン社員がアサインされる事も多く、市場調査には多くの人的コストがかかり、運用に課題を感じる企業も少なくない。

同システムは、スマートフォンアプリの調査項目に沿ってデータを入力し、収集したデータをブラウザベースの分析ツールで出力。従来多くの手間がかかっていた集計、比較分析、蓄積、共有を1システムで網羅する。作業や教育にかかるコストを大幅に削減し、得た結果を全社で共有する事で、販売に関わる全部門が同じ視点で、より最適な販売戦略を打ち出す事を可能にする。

【直感的な操作でデータ収集、そのまま全社に共有】
同システムはスマートフォンのGPS機能を利用し、現在地付近の自店・競合店を自動的に表示する。その中から調査対象の店舗を選択し、予め収集が必要な情報として用意した項目に沿って調査を進め、得た情報をその場で入力。品種ごとのプライスライン商品比率や、店頭ディスプレイの写真、その他販売手法・客層に関する詳細コメントを登録することができる。

営業時間等の基本情報はもちろん、調査時の天候を自動保存でき、入力項目は調査した情報のみ、最小限に抑える。入力データはオンタイムでデータベースに登録され、即時共有されるので、従来、調査実施後にアナログで行っていたレポートの作成は一切不要。時間的コストの大幅な削減につながる。

【アプリで収集した情報をブラウザで瞬時に共有】
アプリから自動連携で収集されたデータは、瞬時に商品構成グラフとしてブラウザから参照する事が可能。商圏にある競合店プライスラインを可視化した状態で比較できるよう、グラフで出力。調査したユーザの属性軸(個人軸・部署軸など)でも比較参照できる。

また、同システムを使い定量的な調査を継続して行えばデジタルデータとして情報が蓄積されるため、瞬時に過去データを参照でき、ベンチマークとなる競合店の時間軸から見る変化・傾向を取得する事もできる。同システムは、大規模チェーンストア型企業向けに1契約500ライセンスのパッケージ販売で500万円からを想定している。また、今後小規模向けに500ライセンス以下の販売も予定しているとの事。従来多くの時間をかけ収集してきたデータを有効活用できなかったという課題を抱える企業に、低コストで質の高い分析データを抽出するシステムを提供するとしている。

©Astrolab Inc.

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