ラー博史上最大のプロジェクト「あの銘店をもう一度」 第3弾は川越の銘店「頑者」が登場

投稿日:2022/08/05 11:52 更新日:

新横浜ラーメン博物館は、30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして、過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度」を2022年7月1日(金)にスタートさせました。

和歌山「井出商店」、福島・会津「牛乳屋食堂」に続く第3弾として、8月12日(金)から9月1日(木)までの3週間、「極太麺×濃厚つけダレ×魚粉」という新しいスタイルを作り上げ、つけ麺界に革命を起こした埼玉・川越「頑者」が出店します。同店は、同館初のつけ麺専門店として2010年6月2日~2014年9月23日の間、出店しました。

意外と古い、つけ麺の歴史

つけ麺の歴史は意外にも古く、1955年に大勝軒が発売した「特製もりそば」が最初と言われています。その後、1973年に創業し大規模チェーン展開を行った「元祖つけ麺大王」が「つけ麺」という言葉を生み出しましたが、まだこの時点では「つけ麺」は一部のファンの間にしか広まらず、一般に定着することはありませんでした。

「極太麺×濃厚つけダレ×魚粉」つけ麺の歴史を変えた頑者のスタイル

そのような中、2000年、川越市新富町にオープンした「頑者」は、「極太麺×濃厚つけダレ×魚粉」という新しいつけ麺のスタイルを作り上げ、東京ラーメン・オブ・ザ・イヤーの新人賞、最優秀賞など様々な賞を総なめにしました。頑者が生み出したこのスタイルは、その後活躍するお店に大きな影響を与え、多くのお店が模倣したことで爆発的に広まることとなりました。

このように、つけ麺は誕生から約半世紀年を経て一気にブームが巻き起こり、今や「食文化」へと変化するに至ったのです。


店主・大橋 英貴氏


川越「頑者」本店(2010年撮影)

「頑者」のつけめん


つけダレ
「濃厚ながらサラッとしていてキレがある」が「頑者」のスープとなっています。10時間以上煮込んだ鶏ガラと豚骨ベースの動物系スープと、煮干し・鰹などの魚系スープを混ぜ合わせたWスープとなっています。


讃岐うどんのようなモッチリ感と生パスタのアルデンテのような食感を独自の手法により両立させた麺は、店主自らが毎朝作り続けています。

具材
現在、当たり前のように投入されている「魚粉」を、具材として初めて使用したのが「頑者」なのです。「頑者」の魚粉は、鯖節をベースとしたオリジナルブレンドで、つけダレの中に溶かしただけではなく、1つの具材としてたっぷりとかけられています。

あの銘店をもう一度

埼玉・川越「頑者」に続く4店舗目には、福井・敦賀「中華そば一力」が出店します。出店期間は、2022年9月2日(金)~9月22日(木)の3週間となっています。

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