五ノ神水産の「銀だら西京味噌つけ麺」、香り高い銀だらの存在感と味噌の巧妙なコントラスト。

投稿日:2018/02/10 8:00 更新日:

ラーメン官僚(田中一明)の「麺レポ!」

田中一明[著・写真]/ GourmetBiz編集部[編]

東京・神田の「五ノ神水産」は、今般、大久保駅近くに店舗を構えていた『らーめん五ノ神製作所@大久保』を畳み、メニューを、こちらの『五ノ神水産』へと統合した。

『五ノ神水産』の現ラインナップには旧『らーめん五ノ神製作所』のものも含まれ、以前にも増して、品数は充実している。しかしながら、オペレーションは実にスムーズで、待ち時間5分程度でメニューが登場。

券売機の様子

「銀だら西京味噌つけ麺」は、着丼した瞬間から、銀だらの香りがフワリと軽やかに宙を舞う。
香りだけではない。銀だらの存在感は、実際にスープを口にしても健在。

コク深さをキープさせながらも、味噌のうま味をググッと落ち着かせることによって、銀だらが、強くなりがちな味噌のうま味にマスキングされずに、存在を毅然と主張している。

銀だら西京味噌つけ麺

軽やかな麺質が印象的な麺も、重厚なつけダレと絶妙なコントラストを成し、快適な食べ口を約束。

トッピングのボリュームが適度な匙加減に調整され、相対的に麺量が多めである点も、個人的には嬉しい限り。一気に完食。多彩なラインナップでありながら一杯ごとの満足度が高い名店となっている。

店舗概要

田中一明さんのプロフィール

田中一明(通称・ラーメン官僚かずあっきぃ)
1972年生まれ。東大卒の現役官僚でありながら「超・ラーメンフリーク」として年間700杯を超えるラーメンを、エリアを問わず実食。現在までの通算杯数は13,000杯に迫る。
テレビ番組への出演や、雑誌やムック本の監修を行ない、ラーメン情報を精力的に発信している。
「アウトプットは、着実なインプットの土台があってこそ説得力を持つ」という信条を持ち、新店から老舗に至るまで、47都道府県の店舗を探訪。信頼度の高さに定評がある。

※こちらの記事は、田中一明さんの了承を得てfacebook投稿を再編集したものです。田中さんのfacebookページはこちら

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