本場イギリスの伝統スコーンはどんな味なの?日本に3店舗しかない英国No. 1ブランドに衝撃

投稿日:2025/05/04 17:21 更新日:

アフタヌーンティー文化の本場・イギリス。

大阪・関西万博のイギリス館で提供されたスコーンをめぐる騒動をきっかけに、「スコーン」には熱心なファン層が存在することが広く知られるようになりました。

本場イギリスの伝統的なスコーンはどんな味なのでしょうか。

イギリス老舗ブランド「ロダス(Rodda's)」のスコーンの味わいと、イギリスと日本における違いに迫ります。

(画像:GourmetBiz)

■ロダスのスコーンは上質さがにじむ素朴な味わい

イギリス老舗ブランド「ロダス(Rodda's)」のスコーン。

(画像:GourmetBiz)

日本国内にわずか3店舗しかないことから、連日スコーンファンが押し寄せ、土日・祝日は早々に完売してしまう人気ぶりです。

日本では現在、都内に2店舗、関西に1店舗のみ展開。

・銀座三越 本館地下2階
・伊勢丹新宿店 本館地下1階
・阪急うめだ本店 地下1階

この日は、午後3時ごろに入店したためプレーンは完売しており、「セサミオートミール」を入手しました。

(画像:GourmetBiz)

断面は密度が高く、ずっしりとしています。

(画像:GourmetBiz)

上質さがにじむ素朴な味わいです。

飾らないのに奥深い、品のある一品といえます。

店舗では、クロテッドクリームのほか、スコーン、ショートブレッド、ファッジなどのペイストリーも取り扱っています。

クロテッドクリームを乗せてみます。

(画像:GourmetBiz)

クロテッドクリーム表面には煮詰まった乳脂肪による黄色い膜があり、一番濃密な部分となっています。

ロダスのクロテッドクリームの原料は生乳のみで作られており、英国の5つ星ホテルのほとんどのアフタヌーンティーはロダスのクロテッドクリームが使用されているそうです。

有名な食べ方は、手で半分に割ったスコーンをリベイクし、「ジャム」「クロテッドクリーム」の順に乗せていただくというもの。

クリームを先に乗せると、こちらのポストのように大変厄介なことになります。

本国でもたまに間違えてしまう人がいるのでしょうか。

BBCのツッコミが話題になったことがあるようです。

■日本のスコーンとの違いは?

日本でよく見る「ふわふわ甘め」なスコーンと違い、英国式はどちらかというと“粉を味わう”タイプ。

軽やかなのに満足感があり、紅茶との相性も抜群です。

外はほんのりサクッと、中はしっとり&ふんわりの絶妙な食感。甘すぎず、小麦の風味を活かした“食事系スコーン”に近い印象です。

■英国ではスコーンより、クリームが有名!?

さて、スコーンに関する本国英国での評価はどうかというと、少しだけ日本との違いがありました。

まず、「ロダス」が英国No.1と称されているのは「クロテッドクリーム」のことであり、スコーン自体のことではないようです。

というのも、英国では日本でいう家庭科の実習でスコーン作りをするほど、スコーンが家庭料理として一般的。

スコーンは家庭それぞれの味があるようです。

ロダスの「クロテッドクリーム」は、家庭の味といってもよいほど定番の食材。

これを使ったレシピの話題は多く、スコーンに乗せるだけでなく、お菓子作りやおつまみなど様々なシーンで活用されています。

ロダス公式サイトでもレシピが公開されており、SNSでも紹介されることがあります。

本場イギリスの伝統的な味を、日本で気軽に体験できる「ロダス」の商品。

「クロテッドクリーム」は、成城石井などで購入できることがあるようです。

スーパーなどでも手に入りやすいので、イギリスのレシピに挑戦してみるのも楽しそうですね。

※情報は掲載時点のものです
<調査・文・編集:GourmetBiz編集部>

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