SAPIXや、早稲田アカデミーに日能研…都会の小学生たちは、中学受験のための塾通いに忙しい。
塾のお迎えを担当している「とある娘の40代パパ」さんは、子供に聞かれて関心したことがあるのだとか。
小学生の娘からこんな質問をされた。
「どっちがオスで、どっちがメスでしょうか?」
すぐに答えられる大人はどれくらいいるでしょうか。
■「え?パパ分からないの?」
「尾ひれの形」や「背びれの大きさ」、「お腹のふくらみ」などの観察ポイントをもとに判断していく。
「え?パパ分からないの?」
もちろん、さっぱり忘れていた。むしろ知っていたかどうかも怪しいレベル。
娘による模範解答は「オスは背びれや尾びれが大きく、先がとがっている傾向があり、一方、メスはお腹がふくらみ、尾びれが丸く、産卵管が見えることもある」ということらしい。
単に、どっちかを回答するだけでなく、その違いを言語化する能力も求められるというから衝撃だ。
■「知っている」ではなく「説明できる」力を問われる
日々、塾の送り迎えをしている中で「塾大変そう」と思ってはいたものの、学習内容のレベルの高さに正直驚かされる。
これをスラスラ解説できる娘であっても今通っている塾では中くらいの成績とのことらしい。いや、SAPIXのアルファとかすごそう…。
時々出題される娘からのクイズが「なぞなぞ」だけでなく、こういった本格的な「問題」になってきたことにハラハラしつつも学びを感じる時間となっている。
協力:「とある娘の40代パパ」さん
<取材・文・編集:GourmetBiz編集部>