マツコの知らない世界に出演★清涼飲料水評論家・清水りょうこが伝授するこの夏おすすめの地サイダー

投稿日:2016/08/23 19:36 更新日:

全国各地の中小メーカーが、地元で販売しているサイダー、いわゆる「地サイダー」は、年々注目度が高まり、現在では全国で約650以上存在し、一大ブームとなっている。清涼飲料水評論家として30年近く活躍し、「地サイダー」という言葉を浸透させた清水りょうこさんに、今夏におすすめの「地サイダー」を聞いた。今回はシンプルなサイダーらしいサイダーをチョイス。
清水りょうこさんは、本日2016年8月23日午後8時57分よりTBSテレビで放送する「マツコの知らない世界」に出演予定となっている。

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青森県の地サイダー「みしまシトロン」(八戸製氷冷蔵)

八戸生まれの人にとって「みしまシトロン」は「ソウルドリンク」と呼ばれるほど親しみ深いサイダー。八戸製氷冷蔵という氷屋さんが製造。ちょっと駄菓子屋テイストですが、そこも魅力。
八戸製氷冷蔵のロックアイスを入れて「みしまシトロン」を飲めば、まさにマザーウォーターで飲むサイダー!是非、お試しあれ。
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兵庫県の地サイダー「ダイヤレモン」(布引礦泉所)

1928(昭和3)年に誕生してから約80年。変わらぬ味を守り続けている、本物の地サイダーです。フランス産のさわやかなレモン香料とザラメを使用で実現した、キレの良いさわやかな風味。
暑すぎる夏にこそ飲んでいただきたい味わいです。
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広島県の地サイダー「マルゴサイダー」(後藤鉱泉所)

広島は尾道からフェリーに乗って数分で到着する「向島」にある後藤鉱泉所のサイダー。後藤鉱泉所だから「マルゴ」。ネーミングの由来が実にシンプル。味も懐かしいサイダーそのもの。
リターナブルびんを使用しているので、持ち帰りは不可。行かなきゃ飲めない地サイダーです。この夏、サイダーを飲む旅に出てみては?
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サイダーをよりおいしく飲むためのルール

そして、サイダーをよりおいしく飲むための、清水さんがおすすめするちょっとした「ルール」を紹介してもらった。

1.よく冷やす
サイダーだけでなく炭酸飲料全般に当てはまることですが、飲む前によく冷やすこと。液体に含まれている炭酸ガスがキープされるので、よりおいしい状態で飲めます。
冷蔵庫なら2時間以上冷やしてださい。早く冷やしたい場合は、冷蔵庫よりも氷と水。ボウルなどにたっぷりの氷と水を用意して、そこに容器ごと入れます。缶やガラスびんなら5分くらい、ペットボトルでも10分くらいで冷えます。
地サイダーはあまり長く水に漬けすぎると、紙製のラベルの場合、はがれてしまうことがあるので、注意してください。

2.ガラスのコップで飲む
冷たい飲み物は特にガラスのコップで飲むと、おいしく感じます。
また、炭酸飲料は100〜150CCぐらいが、一度に飲むにはちょうどよい量だと思います。昔のびん入りサイダーは340mlが標準的な量でした。ガラスのコップにふたりか3人でわけるイメージです。
ちょっと足りないくらいが、またおいしく飲む秘密だったりします。
ただし、ガラスボトル入りのラムネだけは容器に移さず、そのまま飲んだほうがおいしいと思います。中に入っているガラス玉とガラスボトルが奏でる音も魅力のひとつだからです。
氷はお好みで。氷が溶けて少し薄まった味も、清水は好きです。

3.だれかと一緒に飲む
ひとりで飲んでももちろんおいしいですが、できることなら誰かと一緒に飲むと、よりおいしく感じます。是非、好きな人や家族、楽しい仲間と一緒にどうぞ!

関連記事:「清涼飲料水評論家・清水りょうこ」とは、一体どんな人物なのか。

清涼飲料水評論家・清水りょうこプロフィール

1964年東京生まれ。子供の頃からジュース好き。1989年に清涼飲料水評論家としてティーン誌でコラム連載開始。以降、雑誌を中心に清涼飲料水関連の記事を執筆。また、「地サイダー」という言葉を広めたのは同氏で、全国各地のサイダーが注目されるきっかけを作った人物としてメーカーからの信頼も厚く、著書の出版やテレビ出演など幅広く活動している。著書に『なつジュー。20世紀飲料博覽會』(ミリオン出版)、『懐かしの地サイダー』(有峰書店新社)『日本懐かしジュース大全』(辰巳出版)。青梅・昭和レトロ商品博物館缶長。

ブログは「Drink Me!」 http://juice-net.cocolog-nifty.com/
「清水りょうこのアレヤコレ屋」 http://mazuju.jugem.cc/

『日本懐かしジュース大全』(辰巳出版)


2016年7月7日に発行された、清水りょうこの最新作。清涼飲料水の歴史からはじまり、ラムネやサイダー、コーラなど、各ジャンルの懐かしい製品や思い出について言及。日本で最初に作られたコーヒー牛乳や缶コーヒーの話、中小メーカーの「統一商標」についてなど、ここでしか読めない情報もあり。10代から70代までが「懐かしい」と感じる飲みものが満載。ひとりでも、誰かとでも楽しく読める一冊となっている。
発売日/2016年7月7日
出版社/辰巳出版
http://www.tg-net.co.jp/item/4777817326.html?isAZ=true

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