なぜ女子博なのか。本格ラーメン女子・森本聡子さんロングインタビュー。

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2015年3月7日8日、横浜赤レンガ倉庫にて開催される「ラーメン女子博15’-Ramen girls Festival-」は業界初の女性特化型ラーメンイベント。同イベントをプロデュースするのはラーメン女子会などを全国で開催するなどラーメン女子として活躍中の元読者モデルでタレントの森本聡子さん。

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昨年(2014年)に突如ラーメン業界を騒がせ始めた森本聡子さんとはどんな人物なのか、お話をうかがった。

ー森本さんがラーメンの楽しさに目覚めたきっかけを教えてください。

「高校一年生の時に通学路にラーメン屋さんが出来、そこでホール担当としてアルバイトを始めました。オープンして間もないお店でしたので、どうやったらお客さんにたくさん来てもらえるんだろうと研究するために他のラーメン屋さんを巡るようになったのですが、食べる方にハマっていったのです。
それまでラーメンについて詳しかったわけではなく、接客を極めるつもりで巡っていたのですが、そこでラーメンの食べ歩きに目覚めました。」

「ラーメンがそこにあったから」

何事も深く研究したりコレクションしたくなる性格だという森本さん。4年前に上京した時にもラーメンが深く関係しているよう。

「4年前に父の転勤がきっかけで上京したのですが、当初は数ヶ月のつもりでした。ですが、東京のラーメン屋さんが多過ぎてしっかり住まないと足りないと思い、アパレル店員として働きつつラーメンを食べ歩く生活を始めました。上京した理由は、そこにラーメンがあったからという感じですね。一人で食べ歩いたり職場の友人を誘って遠征したりしていくうちに同じようにラーメン好きの同志と出会うことも出来、刺激になりました。」

ー東京のラーメン店の中でも大きなきっかけになったお店はありますか?

「新店ばかり巡っていたのですが、荻窪にある「春木屋」さんという老舗ラーメン店に行ったときに、こんなに昔からあるラーメン屋さんなのにこんなに今を生きて美味しいと思えるなんて素晴らしいと思いました。
それからは、長く営業されている老舗店は美味しいし地域に愛されていて素晴らしいことだと思い、老舗店も巡るようになり、東京のスタンダードの味を知りたいという想いで様々なお店に行くようになりました。
また、六厘舎をはじめ、それまで食べた事がなかったつけ麺も食べるようになりました。なかでも、秋葉原くろ喜(金曜限定 紫 くろ喜)「鴨白湯つけそば」では、麺の香りや舌触りが繊細すぎて、なんてエロい麺なんだと思って、つけ麺にもハマるようになりました。いまでは汁無しなども含め、あらゆるジャンルを食べ歩き、年間250杯ほど食べています。」

「しらすさんに、今後一生とることはない弟子だ。」と言ってもらえたときは嬉しかったです。

独自のラーメン愛のもと意欲的に活動する森本さんを応援する人物は急速に増えたようだ。中でも、TRY大賞の審査員もつとめるラーメン・ブロガー「しらす」こと斉藤光輝氏は彼女を公式に弟子と認め育てているよう。

「師匠と思っている方々はたくさんいるのですが、きっかけを作ってくださったのは石山勇人さんで、師匠と公言させて頂いているのは斉藤光輝さんです。講談社の食事会でお会いした石山さんがラーメン界の方々を紹介してくださったことは大きなきっかけとなっています。
ラーメンに対する想いや活動を話したところ、ラーメン愛があることを認めていただけるようになりました。そこからいろんな方々に紹介して頂けるようになりました。
現在、弟子として公言くださっているのはTRY審査員でもあるしらすさんで、私のラーメン愛を認めてくださり、活動を応援したいからということで師匠と呼んでよいことになりました。
『今後一生とることはない弟子だ。』と言ってもらえたときは嬉しかったです。
以降、「しらすさんのお弟子さん」ということでラーメン界の方々にも認識してもらえるようになりました。
どうにかラーメン界に入りたいという強い気持ちが今に繋がっているんだなと感謝の想いでいっぱいです。」

ーかなり本格的にラーメンの食べ歩きをされていらっしゃいますが、体型を維持するための秘訣はありますか?

「『禁ラー』日」を作ることです。
体調維持、またラーメンを美味しく食べる為に、週の何日かは『禁ラー』といってラーメンはもちろん他の食事も抑えてプチ断食します。
あとはラーメン屋さんに行く前に野菜ジュースを飲んで血糖値の急な上昇を抑えるなど工夫するようにしています。これは、ラーメン女子会でも必ずやっている「野菜ジュースで乾杯」という行事ですね。
健康あってのラーメン食べ歩きなので、普段から心がけています。あとは、ストレッチや太りたくないという強い心を持つことですかね。」

「ラーメン女子は日本酒が好き、これは新たな発見です」

森本さんの名がラーメン業界内に知れ渡る要因のひとつとなった「ラーメン女子会」なるイベントは、昨年1年間で都内を中心に16回開催された。
都内以外では、地元である愛知と岐阜で開催。その後、森本さんの活動を知った秋田のラーメンフリークから声がかかり、秋田でも開催され、「ラーメン女子会」は全国進出を始めた。
この度の「ラーメン女子博」をきっかけに47都道府県で「ラーメン女子会」を開催することを目指すという。

ー森本さんが日本全国で開催を目指している「ラーメン女子会」について教えてください。

「私がblogで紹介したラーメン店に行きたいという人が友達の中から何人か出てくるようになり、それなら皆で行こうと企画したことが始まりです。それから友達が友達を呼びという形で増えていき、今では専用のLINEグループに100人以上ラーメン女子友達がいます。
『女性が一人でもラーメンを食べ歩くことが出来る文化を広める』という信念のもと『ラーメン女子会』は開催していますので、女子会に参加した人がその後一人でも行けそうなお店を意識して選んでいます。
カフェっぽい雰囲気のお店や、外観内装がより女子らしいところですね。
また、サイドメニューやお酒が充実しているところも重要視しました。
なぜなら、『早く食べて帰らなければいけない』という点で敬遠している女性も多いので、ゆっくり過ごせるお店や時間帯があることも知って欲しかったからです。
人気店であっても、ビジネス街の夜の時間帯など場所と時間帯を選べば比較的ゆっくりとラーメンを楽しめるお店は沢山あると思います。」

ー「ラーメン女子会」ならではの発見はありますか?

「はい、開催してみて発見したことは沢山ありました。まず、ラーメンを好きな女性はお酒が好きな人が多いという共通点があります。
なかでも、日本酒が好きな傾向にあります。水が美味しい地域はラーメンも美味しいからなのかもしれませんが、不思議とそんな傾向がありますね。
今後、ラーメン屋さんで日本酒を置くお店も増えるのではないでしょうか。
それから、自分が美味しいと思っていたラーメンを他の女性も美味しいと思ってくれるというのを目の当たりにすると、情報発信においても説得力が生まれるということに気付きます。
私個人の意見だけでなく、女子会で出た意見として発信できるようになりました。
また、ラーメン好きの子も好きじゃなかった子もラーメンを食べることが楽しいと思ってくれたのを見ていて、もっと大きなイベントを開催してより多くの方々と共有したいと思うようになりました。それが今回の『ラーメン女子博』につながり、ラーメンを食べるという体験がいかに楽しいかより多くの女性に知ってもらいたいと考えています。」

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女性が気兼ねなく楽しめる女性専用ブース

2015年3月7日8日、横浜赤レンガ倉庫にて開催される「ラーメン女子博15’-Ramen girls Festival-」は、女性向けコンテンツを用意し、女性専用エリアを設置するなど新しい試みが多数盛り込まれた業界初の女性特化型イベントとなっている。

ー今回開催される「ラーメン女子博」は他のラーメン系イベントと比較して特徴的な点は何ですか?

「まず、ラーメンを好きじゃない人でも楽しめる自信があります。
美容コンテンツやスイーツ、イケメンスタッフのいるお店なども用意し、女子が好きであろうというコンテンツを集めたイベントなので、どんな人でも楽しめると思います。
そして、女性専用エリアを設けていることも大きな特徴です。
ラーメン店においては初心者や女性が自由にリアクションしにくい環境にあるかなと思います。女性専用エリアは極端に言えば、男性がいないので気兼ねなく楽しめる空間になると思います。

普段のように気楽にお喋りしたりガールズトークをしながら楽しめる環境を作ってみたら、ラーメンそのものの素晴らしさをストレートに感じてもらえると考えますし、どんな感想や評価が出るのか私も楽しみです。

是非、女性専用エリアで気軽な気持ちでラーメンを楽しんでみてください。」

ー男性も楽しめるイベントなのでしょうか?

「もちろん、男性も楽しめると思っています。女性特化型であって、専用ではありませんので、男性入場もできます。是非いらしてください。入場料も無料です。
開催地を横浜赤レンガ倉庫にしたのも、理由がありまして、男性がデートに誘って連れていけるような場所にしました。彼女を誘って来てみてください。きっと楽しんでいただけると思います。」

ー今後どのような存在になっていきたいですか?

「ラーメン界のプレスになりたいと思っています。
ラーメンに関する情報が溢れているなか、美味しいということだけでなく、内装や居心地など女性が気になることを含めた情報発信者になりたいと思っています。」

ー森本さんにとってラーメンとは?

「彼氏みたいな感じで唯一私のことを飽きさせずにいさせてくれる特殊な存在。というか、愛しているんです。何言ってんのと突っ込まれそうですが(笑)
いつも、あのラーメンに会いにいきたいという気持ちで、食べ歩きにむかっています。
新店から老舗まで、いろんなジャンルのラーメンに会いにいくのが楽しみで、私は浮気性かもしれないですね(笑)
飽き症の私が唯一続いている趣味なので、仕事にしてしまうことには不安や抵抗がありました。
しかし、今は皆に行ってみたいと思ってもらえる情報を出すことが自分の役割だと思っています。」

(取材・文 / GourmetBiz編集部)

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