王家御用達ベーカリー「エーデッガー・タックス」が日本初上陸。1号店を神田にオープン。

投稿日:2015/08/06 14:01 更新日:

㈱JR東日本ステーションリテイリング(本社:東京都港区/代表取締役社長 三井剛)が運営するマーチエキュート神田万世橋は、2015年9月に迎える開業2周年を記念し 9月5日(土)より展開する様々な企画の目玉として、1888年にハプスブルク家から“王家御用達”の称号を与えられたオーストリアの老舗ベーカリー「ホーフベッカライ エーデッガー・タックス」が9月5日(土)に日本で初めて開業することを発表した。

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同店が本店以外に支店を構えるのは、日本のみならず世界でも初めてとなる。
皇帝が愛した極上の伝統のレシピを楽しめるほか、同施設の限定パンやケーキも登場予定となっている。

その他、想施設内の各常設ショップでも、9月5日(土)~27日(日)までの期間限定で、2周年を記念した限定メニューや商品を展開する。

【ハプスブルク家御用達「ホーフベッカライ エーデッガー・タックス」 世界初となる支店】
世界遺産にも登録されているオーストリア、グラーツ。同店は歴史の街グラーツ最古のベーカリーで、14世紀には既に営業をしていたとも伝えられている。

1883年、ハプスブルク帝国の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世のグラーツ滞在に際してパンを献上。以来王家の食卓へパンを供給し続け、1888年5月「オーストリア-ハンガリー帝国王家御用達」の称号を授与される。
ハプスブルク家の象徴である“双頭の鷲”をトレードマークに使用できるのは、御用達店だけに与えられた特権。大きく翼を広げた紋章が、見事な樫の木のレリーフとともに本店のファサードを飾る。

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皇帝が食した「ハンドカイザー」や、フランツ・ヨーゼフ1世の妻である女王エリザベートに捧げた一口菓子「シシーブッセル」をはじめ、レシピの大半は王家御用達の称号を授かった当時のままである。

海外はおろか、グラーツ市内からも出ることのなかった老舗が、多数の国々から寄せられたオファーの中から今回、世界初進出の場所として選んだのは日本の神田。
“ヨーロッパ以外の文化圏に、ウィーン菓子の伝統をトレンドではなく、文化として広めたい”という想いを強く持つ同店の店主ロベルト・エーデッガー氏が、ヨーロッパ文化に親しみの強い日本、老舗の名店が多く伝統的な文化が根付く神田、そして歴史的な重厚感のある同施設の赤レンガ高架橋を気に入ったことから、今回の出店が実現した。

初の支店では、本店で販売されている伝統のレシピで作られたパンはもちろん、日本限定商品として朝食やランチでも楽しめるパンやサンドイッチも登場する。

レシピを再現するのは、ウィーン菓子「Neues(ノイエス)」のオーナーシェフ野澤孝彦(のざわたかひこ)氏。
エーデッガー氏から“日本で展開するなら、ぜひオ―ストリアの食文化を理解している野澤氏と”と指名されるほどの高い信頼と技術で、店
主直々に伝授されたレシピをもとに、本店と同じ味を日本で再現していく。
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【エーデッガー・タックスの代表アイテム】
《御用達店ならではの技と味 ハンドカイザーHandkaiser》
一般的にはカイザーゼンメル(Kaisersemmel)と呼ばれる一品。らせん状の独特の形は、カイザー=皇帝の頭に輝く王冠を模している。

ドイツ語圏の食卓では定番なので、1日に売れる数も相当なことから、ほとんどのベーカリーが専用スタンプで型押しするのがほとんどだが、同店では職人がひとつひとつ、手作業で成形。熟練した職人の手にかかるや、平らな生地がみるみるうちにカイザー型となり、 型押しよりもこんもりと立体的に仕上がる。

見た目の美しさはもちろん、焼き上がりの生地もきめ細やか。王家御用達としての伝統と誇りが、小さなパンのらせんの中に凝縮された一品となっている。
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《プリンセスに捧げたお菓子 シシーブッセルSissibusserl》
皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の妻で「シシー」の愛称で知られる女王エリザベートは大のスイーツ好きとしても有名。広大な領地を旅し、行く先々で地元のカフェハウスを訪れては、各店自慢のお菓子を堪能していたという。

それゆえ各地の菓子職人は趣向を凝らしたお菓子をこぞって考案したが、ベーカリーとしてだけでなくクッキーをはじめとする焼菓子でも定評のある同店が考案したのは、ヘーゼルナッツで作ったサクサクの生地に、アプリコットジャムを挟んだ一口菓子「シシーブッセル(Sissibusserl=シシーの接吻)」。

ころんとした丸い形に、アプリコットの上品な酸味が、さながら可憐なプリンセスのような、王家御用達の名にふさわしい、シンプルな
がらも洗練された焼菓子である。
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《日本店限定 オープンサンド》
ロベルト・エーデッガー氏の「日本では、本店とは違うスタイルにチャレンジしてみたい」という強い希望により、日本出店では伝統
的なパンに加え、王家御用達のパンを使った贅沢なオープンサンドが登場。

スライスしたパンの上に、ハムやスモークサーモン、ホワイトアスパラや野菜のディップなどをのせたオープンサンドは、オーストリアの密
かなトレンドとなっており、ウィーンやグラーツなどの都市では、ビールやワインといっしょにアペリティフ感覚で食べるスタイルが流行している。
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《王家御用達の挑戦》
ロベルト・エーデッガー氏が長年ひそかに思い描いてきた「王家御用達としての伝統をスイーツで表現したらどうなるか」という野望を、日本出店のパートナーであるNeuesの野澤孝彦氏が実現。

同店の本拠地であるシュタイヤマルク州は「オーストリアの台所」とも言われる食材の宝庫で、りんごやハーブ、はちみつ、かぼちゃの種(=パンプキンシード)など、オーストリアの食文化を代表する食材が数多くある。
またワインの銘産地としても知られ、丘の斜面に段々畑が並ぶ風景は「オーストリアのトスカーナ」とも呼ばれている。

野澤シェフが考案したのは、そんなシュタイヤマルク州の恵みをふんだんに盛り込んだオリジナルデザート。
赤ワインの風味を生地に、香ばしいパンプキンシードをクリームにして、ウィーン菓子の伝統的な製法で作り上げており、外見はシンプルだが、いくつもの味わいが層となり噛みしめるたびに広がってゆく。
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【「ホーフベッカライ エーデッガー・タックス」 店舗概要】
■所在地:マーチエキュート神田万世橋S3区画
■住所:〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-25-4
■開業日:2015年9月5日(土) 予定

【開業2周年を記念したビールとブレンドコーヒーなどが登場】
同施設のの開業2周年を記念し、各ショップより特別に開発された限定メニューや限定商品が登場。

<主な限定商品>
◆マーチエキュート2周年記念ビール(常陸野ブルーイング・ラボ)
木内酒造額田醸造所に隣接するホップ畑と、京都市与謝野町にあるホップ畑の摘みたての生ホップを、新鮮な状態でそのまま使用した早摘みの生ホップビール。同施設2周年の記念ビールとして、限定先行販売。

・万世橋2周年ブレンド(オブスキュラ コーヒー ロースターズ)
口に広がる華やかなフレーバーが特徴。焙煎家がこだわってブレンドした限定コーヒー豆。

<販売期間>
2015年9月5日(土)~27日(日)

【マーチエキュート神田万世橋】
2013年9月に旧万世橋駅の一部を活かしてオープンした地域活性型商業施設。
“万世橋駅サロン”を館コンセプトに掲げ、約100年前の駅の遺構が楽しめる他、館内にはカフェ等の飲食店や、ワイン・スウィーツ・雑貨等のショップが軒を連ねる。
2014年度グッドデザイン・未来づくりデザイン賞を受賞。

▼公式ホームページ:http://www.maach-ecute.jp
▼公式facebookページ:https://www.facebook.com/ecute.maach

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