栄養価が高く、彩りにも活躍するピーマン。
とても便利だけれど、好みが分かれるのがあの独特な苦味ですよね。
実は、切り方や調理方法を少し工夫するだけで、この苦味を抑えることも活かすこともできるんです。
今回は、好みに合わせてピーマンを美味しく食べるコツをご紹介します!
(画像:GourmetBiz)
■ピーマンが苦い理由
ピーマンの苦味は、主に渋味成分の「クエルシトリン」と、香り成分の「ピラジン」が合わさることで生まれます。
これらは栄養も豊富な成分ですが、人によってはこの苦味が気になることも。
最近では苦みの少ない品種も登場していますが、調理の際のひと工夫でさらに食べやすくできますよ。
■苦さを抑える or 活かす!切り方のコツ
ピーマンの苦味成分は、縦に長く並ぶ細胞の中に含まれています。
この細胞が壊れると苦味を感じやすくなるため、苦味を抑えたい場合は繊維に沿って「縦切り」にしましょう。
細胞が壊れにくく、苦味成分の流出を防げるので、苦味が穏やかになります。
一方、苦味を活かしたい場合は、繊維を断つように「横切り」にしましょう。
細胞が壊れて苦味成分が出やすくなり、独特の香りや風味がしっかりと引き出されます。
■苦さを抑える or 活かす!調理方法のコツ
調理方法によっても、苦味の感じ方は大きく変わります。
苦味を抑えたい場合は、塩もみや水にさらすなどの下処理をしてから、加熱調理を。
特に炒め物や天ぷらなど、油を使って調理すると苦味成分が和らぎ、甘みが引き出されます。
卵やツナなどコクのある食材と合わせるのも◎
■苦味を活かしたい食べ方も!
一方苦味を活かしたい場合におすすめなのが、生食。
生のままサラダやマリネにすると、シャキッとした食感とともにピーマン特有の風味が際立ちます。
ちょっとした工夫で、苦味を調整できるピーマン。
自分好みの味わいで、旬のピーマンを楽しみましょう!
監修:オンラインフードクリエイター
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<編:GourmetBiz編集部>