今回は、伝説の家政婦として知られるタサン志麻さんがYouTubeで紹介していた「鶏肉のクリーム煮」に挑戦しました。
いつもの一品が驚きのひと手間でレストラン級に格上げされると話題で、ネット上でも「信じられないほどに美味しくできた」「家族が感激」と大絶賛されています。
果たしてどれほど美味しいのか? 実際に調理して、味の感想から作りやすさまで忖度なしでレポートします。

(写真:GourmetBiz)
準備時間:5分 調理時間:90分
■材料(2人分)

- 鶏もも肉:1枚
- 鶏手羽元:4本
- 玉ねぎ:1/2個
- 人参:1/2本
- セロリ:1/2本
- にんにく:1/2株
- 塩:適量
- こしょう:適量
- サラダ油:大さじ1/2
- 小麦粉:大さじ1.5
- 白ワイン:50cml
- コンソメ:小さじ1
- 生クリーム:25〜50ml(好きなだけ)
- インゲン:5〜6本
※付け合わせはキノコのソテーやにんじんのグラッセなどお好みの組み合わせでOKとのこと。今回はインゲンのみで作りました。
・まな板、包丁、鍋、たこひも
■作り方
① 鶏肉の水分は臭みの原因になるためペーパーで拭き取り、余分な脂や筋が気になる場合は取り除き、鶏もも肉は大きめのひとくちサイズに切り分けます。バットやトレーに塩を振り、鶏肉をのせて上から塩、こしょうを振り、小麦粉(大さじ1)をまぶします。


② 鍋に油を入れて強火で熱し、鶏肉を皮面から軽くこんがりとするまで両面を焼き、一度取り出します。鶏肉の脂はそのまま残しておきます。


③ 玉ねぎは皮をむいて2cm角程度にざく切り、人参は1.5〜2cm幅に切り(ヘタ付きのままでOK)、にんにくは皮つきのまま横半分に切り、セロリは茎をざく切りにします。【香味野菜】は後で濾して食べないので、皮付きのままざっくり切る感じで良いそうです。
セロリの葉は、あればローリエやタイムなどのハーブ、または長ねぎの青い部分や小ねぎの根元の部分などと一緒に巻いて、たこひもでぐるぐると巻いてまとめて香り付けに使います。たこひもが無ければ、葉をそのまま入れて30分ほど煮込んだ時点で取り出すと良いとのこと。今回はセロリの葉だけを使用しました。

④ 鶏肉を焼いた後の鍋にセロリの葉以外の【香味野菜】を入れ、香りが出て少し水分が出るまで炒め、残りの小麦粉(大さじ1/2)を加えて粉っぽさがなくなるまで炒めます。


⑤ 鶏肉を戻し入れて白ワインと水をひたひたになるくらいまで入れ、強火で沸騰させたらアクを取り、セロリの葉とコンソメを加えて蓋をし、ポコポコ湧くくらいの弱火で約1時間煮ます。
時間が無い場合は30分くらいでいいとのことで、煮込み時間が長いほどお肉が柔らかくなり、野菜やお肉から旨味が出て美味しく仕上がるとのこと。鍋にくっつかないように、途中で数回混ぜます。


⑥ 【付け合わせ】インゲンはヘタの部分を切り落として2〜3分茹でて水気を切ります。

⑦ 手羽元の骨と身がはがれてくるくらいまで柔らかくなったら、鶏肉とセロリの葉を取り出し、煮汁をザルで濾します。ザルの上で玉ねぎやにんにくなどの柔らかい野菜をスプーンの背で押しつぶしながら汁を絞ります。煮汁は旨味の塊なので、しっかりと絞り取るのがポイントとのことです。


⑧ 煮汁と鶏肉を鍋に戻し入れ、煮汁に少しとろみがついて、ややしょっぱいと感じる(塩分と旨味をしっかりと感じる)くらいまで煮詰め、生クリームを加えてお好みで塩や濃ければ水で味を調えます。生クリームを入れると味がぼやけるので、煮汁を煮詰めて味をしっかりさせておくことが大切だそうです。

⑨ 器に盛り、付け合わせを添えて完成です。お好みでバターライスや平たいパスタを添えても美味しいとのこと。盛り付けるときは、鶏もも肉を下に置き、手羽元を立てかけるようにすると高さが出て立体的に盛り付けられるそうです。


■プロのシェフ気分!

煮込んでいる最中から香味野菜の芳醇な香りが部屋中に漂い、「これは絶対うまいやつ」と確信します。カレーを作る時も良い香りがしますが、野菜を皮ごと煮込むことで、より複雑で奥深い、洗練された出汁の風味を感じます。志麻さんならではの素材の引き出し方が見事なテクニックで、すっかりプロのシェフ気分になります。

つかむだけで崩れそうなほど柔らかく煮込まれた鶏肉に、とろりとしたクリームソースがたっぷりと絡んでいます。付け合わせのインゲンがアクセントで、その仕上がりはまるで高級店のメインディッシュのような一皿です。

ナイフを入れると肉質がとても柔らかく、ほろっと簡単に肉が骨から離れます。ひとくち食べれば、凝縮された出汁が染み込んだクリームソースのまろやかさに、鶏肉の旨味が重なりあって、まさに至福の味わいです。
■工程自体はシンプル

骨付きの手羽元は、鶏肉の旨みが濃厚でとろける美味しさ。鶏もも肉は柔らかながらも、しっかりとした肉感を楽しめます。志麻さん曰く、鶏もも肉だけでも作れるそうですが、骨付きの手羽元を合わせることで、骨から出る旨味やゼラチン質から出汁が取れるのでおすすめだそうですよ。

ソースには、クタクタに煮込んだ香味野菜の旨味が余すことなく絞り出されており、ぎゅっと凝縮された濃厚さと、上品でまろやかな口当たりが完璧なバランスです。じっくりと煮込む時間はかかりますが、ひとくち食べればその手間にも納得できる最高の一品です。

とはいえ、工程自体はシンプルで、煮込み中は手が空くので、他の作業もしながら気軽に作れるのが嬉しいポイント。家族からも好評で「また作りたい」と思える我が家のリピート確定メニューになりました。期待を裏切らないおいしさなので、みなさんもぜひ試してみてくださいね。
■クリエイター紹介
調理・撮影・執筆:yurika
フードコーディネーターとして活動中。料理系メディア制作会社での経験を活かし、レシピ開発・フード撮影・動画制作・記事執筆まで幅広く手がけています。“ラクして映える”簡単レシピが得意です。
※情報は掲載時点のものです。
<取材・編集:GourmetBiz編集部>





















