元祖地ビール屋サンクトガーレン、ワイン並の高アルコールを持ちワインのように長期熟成するビール「麦のワイン」2種を各7000本限定、ボジョレー・ヌーボー解禁日の11月20日に発売。

投稿日:2014/10/23 16:45 更新日:

神奈川県厚木市の元祖地ビール屋サンクトガーレン(代表取締役 岩本伸久)は2014年11月20日(木)ボジョレー・ヌーボー解禁日に、ワイン並の高アルコールを持ち、ワインのように長期熟成するビール「麦のワイン」2種類を各7000本限定で発売することを発表した。

昨年は各6000本を販売したが、発売日前の予約分のみで完売となってしまったため、今年はさらに各1000本を追加した。

<麦のワイン1 商品概要>
【スタイル】Barley Wine/バーレイワイン(大麦のワイン)
【商品名】el Diablo 2014/エル ディアブロ2014(悪魔)
【主原料】大麦麦芽
【容量】300ml
【アルコール度数】10%
【希望小売価格】1000円(税抜)
【専用ページ】http://www.sanktgallenbrewery.com/beers/el-diablo/
<麦のワイン2 商品概要>
【スタイル】Wheat Wine/ウィートワイン(小麦のワイン)
【商品名】Un angel 2014/ウン アンヘル2014(天使)
【主原料】小麦麦芽
【内容量】300ml
【アルコール度数】10%
【希望小売価格】1000円(税抜)
【専用ページ】http://www.sanktgallenbrewery.com/beers/wheat-wine/
樽生も同時に解禁となり20日0時にカウントダウンイベントが予定されているビアバーもある。
http://www.sanktgallenbrewery.com/beers/el-diablo/2014.html

「麦のワイン」は19世紀のイギリスを発祥とするれっきとしたビールの1種。寒冷で葡萄の栽培が出来なかったイギリスがフランスワインの人気に嫉妬して造ったと言われている。“ワイン”と名に付くようにビールでありながらワイン並みのアルコール度数を持ち、ワインのように年単位での長期熟成が可能。

当時は大麦麦芽を主原料とした「バーレイワイン(Barley Wine) 」1種類だったが、1980年代にアメリカで小麦麦芽を主原料にした「ウィートワイン(Wheat Wine)」が誕生した。

両ビールともに原材料は通常ビールと同じ麦芽、ホップ、水、ビール酵母のみ。それを膨大な量使用し、極限までアルコールを高め、通常の6倍以上の熟成期間を経て完成する。完成までにかかるコストが並大抵ではないことから、日本で造っているメーカーはほとんどない。
サンクトガーレンでは2006年より「バーレイワイン」を発売。一昨年より「ウィートワイン」を追加した。

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■古いほど価値が上がるビール
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サンクトガーレンの「麦のワイン」は通常の2.5倍以上の麦芽を使用。さらに麦汁の濃度の高い部分だけを使っているため、非常に濃厚で蜜のようにとろりとした口当たりが特徴。特に「ウィートワイン」の主原料である小麦は大麦よりもタンパク質が多いため、液の粘度が強くなり、より“とろみ”を感じる。
ビールの苦味と香りの基になるホップは「ウィートワイン」で2.7倍。「バーレイワイン」では6倍以上もの量を使用。そのため、特に「バーレイワイン」は通常のビールとは比較にならないほどの濃厚さとともに、華やかな香りと、重厚な苦味を合わせもっている。

アルコールはどちらも約10%で、通常のビールの約2倍。出荷時点で通常の6倍の熟成期間を費やしているため、すぐに飲んでもブランデーを思わす熟成感があるが、購入後に1年、2年と熟成させることで、香りも味わいも驚くほど深みを増し、複雑味を帯びていく。

通常ビールは新鮮な出来たてのもののほうが喜ばれるが麦のワインは逆。ビールファンの間では古いほど価値が高いとされる。そのため多目に購入して熟成させ、前年のものと飲み比べを楽しむ人や、結婚した年や出産の年の記念に購入し節目の年に楽しむという人も多くみられる。

サンクトガーレンの「麦のワイン」はシャンパンと同じ瓶内2次発酵製法で仕上げている。発酵の終了したビールから古いビール酵母を取り除き、新しいビール酵母と、糖分(麦汁)を添加して1本1本手作業で密封。栓を開ける瞬間まで発酵が続く、単なる酵母入りビールとは一線を画す、本当の生きているビール。
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■ ボジョレー・ヌーボー同時解禁。カウントダウンイベントも
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毎年ボジョレー・ヌーボーの解禁は酒業界にとって大きなイベント。サンクトガーレン取扱店も例外ではなく、普段はワインを扱っていないビアバー(ビール専門バー)もこの時期だけは例外的にボジョレー・ヌーボーがメニューに登場していた。

そんな状況に疑問を感じ「ビアバーならではのボジョレー解禁日の楽しみを」とこのビールを発売したのが2006年。今年で発売9年目、徐々にではあるが「ビールファンならボジョレー解禁日は麦のワインで」が定着しつつある。昨年は各地のビアバー約20店舗で解禁イベントが行われた。

サンクトガーレン有限会社
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