下処理だけで、いつもの鶏肉が大変身!?
今回は、人気和食店「賛否両論」の店主・笠原将弘さんのYouTubeチャンネルで話題の『鶏もも肉の照り焼き』に挑戦してみました。ネット上でも「目からウロコでした」「自分史上最高」「子供が完食した」など、高く評価されているレシピです。
一体どんな秘訣があるのか。私が実際に作ってみて感じた、作りやすさから味わいまで忖度なしで詳しくお伝えいたします。

(写真:GourmetBiz)
フードコーディネーターとして活動中。料理系メディア制作会社での経験を活かし、レシピ開発・フード撮影・動画制作・記事執筆まで幅広く手がけています。“ラクして映える”簡単レシピが得意です。
■材料(2人分)
準備時間:5分 調理時間:25分

- 鶏もも正肉:1枚(約300g)
- ししとう:6本
- 大根:約300g(大根おろし100g分)
- 卵黄:1個
- サラダ油:小さじ2
- 塩:少々
- かつお節:少々
- 酒:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 醤油:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
- 水:大さじ1
・まな板、包丁、フライパン
■作り方
① ししとうのヘタの長い部分を切り落とし、加熱中の爆発を防ぐため、包丁の先端に1か所切れ目を入れておきます。画像ではヘタの先端をカットせずに調理していますが、先端を切っておけば見た目が整い、食べやすくなります。

② 大根はすりおろして水気を切り、 卵黄と混ぜて塩で味付けをして、「黄身おろし」を作ります。味見をしながら気持ち多めに塩を入れると、味がしっかりとします。大根おろしはしっかりめに水分を絞っておくと、水っぽくならず濃厚な味わいに仕上がります。

③ 鶏肉は残った骨や余分な脂身、外側に出た筋を取り除き、盛り上がっている身の部分を切り落として穴が空いている部分を埋めて、厚さを均一にします。
切り落とした身で凹凸を埋めるのは斬新なテクニックですが、こうすることで焼きムラを防げるそうです。また、筋切りをすると肉汁が出てしまうので、外側の筋だけを切り取るだけでOKとのこと。


④ フライパンにサラダ油を入れて、火をつける前に鶏肉の皮目を下に入れて手で押してフライパンに密着させ、中火にかけてこんがりとするまで皮面を7〜8分焼きます。焼いている間はヘラで軽く押さえつけながら、めくらずに焼くのがポイントです。油がジュワジュワしてきたら、空いたスペースにししとうを入れて同時に焼き、ししとうが焼けたら先に取り出します。


⑤ 鶏肉のフチが白くなって皮目全体にこんがりと焼き色が付いたら裏返し、油が身の下にくるように調節し、弱火にして動かさずに3〜4分焼きます。出てきた油が跳ねてしまうので、キッチンペーパーで鶏肉の周りの油を拭き取り、火が通ったら鶏肉の下の油もきれいに拭き取ります。


⑥ 【A】を加えて煮詰めながら鶏肉の両面に絡め、とろみが付いたら火からおろし、食べやすい大きさに切ります。ししとうには塩とかつお節をまぶします。


⑦ 器に鶏肉を盛り、ししとうと黄身おろしを添えて完成です。


■クセになる美味しさ!
ムラなくこんがりと綺麗に焼けた皮目に、とろっと照りのあるたれが食欲をそそり、見てるだけでよだれが出てきます。鮮やかな黄身おろしを添えることで、見た目のインパクトも十分です。

まずは鶏肉だけで食べてみると、肉質はジューシーで柔らかく、コクのある甘辛いたれが絡んで抜群の美味しさ。たれが絡んだ皮目はしんなりとしていますが、香ばしさはしっかりと感じます。

次に黄身おろしをのせて食べてみると、全く違った味わいに驚きです。大根おろしでさっぱり感がありつつ、黄身のコクとまろやかさが絶妙に馴染んでいます。さっぱりし過ぎず、ほど良いこってり感があり、これはクセになる美味しさです。

■見た目も味わいもワンランク上!
実は、この付け合わせの「ししとう」もいい仕事をしているのがポイント。ほどよい苦味とかつお節の旨みがマッチしているだけでなく、口の中の甘さをリセットするので、さらに鶏肉にどんどん箸が進んでしまいます。これは無限にいけるやつです。

今回、「黄身おろし」を試すのが初めてだったのですが、「大根おろしに卵黄?」と正直なところ疑問に思っていました。実際試してみると、大根おろしの辛みがマイルドになり、コクがプラスされて見た目も味わいもワンランク上の仕上がりになりました。鶏の照り焼き以外にも、すき焼きや焼肉、焼き魚に添えても美味しいそうなので、これからは黄身おろしをもっと活用していこうと思いました。

また、斬新な鶏肉の下処理方法は笠原さんのこだわりポイントだそうで、実際に焼きムラが出ず均等にこんがり焼き上がったので、これも覚えておこうと思いました。
定番の鶏の照り焼きがちょっとした工夫でお店並みのクオリティーに格上げされるので、ぜひみなさんも試してみてくださいね。

■クリエイター紹介
調理・撮影・執筆:yurika
フードコーディネーターとして活動中。料理系メディア制作会社での経験を活かし、レシピ開発・フード撮影・動画制作・記事執筆まで幅広く手がけています。“ラクして映える”簡単レシピが得意です。
※情報は掲載時点のものです。
<取材・編集:GourmetBiz編集部>





















