“二郎×激辛”奇跡のフュージョンラーメンが破竹の勢い!「火の豚」3店舗をラーメン官僚がレビュー

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ラーメン官僚(田中一明)の「麺レポ!」

田中一明[著・写真]/ GourmetBiz編集部[編]

ラーメンフリークに根強い人気がある「二郎系」ラーメンと「蒙古タンメン中本」などに見られる旨辛ラーメンの2種インスパイアによって生まれたフュージョンラーメン「火の豚」がラーメン界を賑わせている。「火の豚』」は、実質、クチコミ、ブログ・SNS等のネット媒体のみでのし上がってきたようなもの。この着想が、どれほどラーメンマニアのニーズにマッチしたものだったのかが、現在の破竹の勢いを見てもよく分かる。今回は、直営店と暖簾分け店などから3店舗を紹介させていただきたい。

直営店 東京・人形町「火の豚」

本年2月26日、地下鉄各線人形町駅の近傍にオープンした、『火の豚@幸手』の直営店。先般産声を上げた東武動物公園の店舗をはじめ、今や飛ぶ鳥を落とす勢いで店舗を展開している『火の豚』。人形町店は本店の直営。立地の便なども相まってその人気ぶりは凄まじく、オープンしてからしばらくの間は、公式の営業終了時間を迎える前に材料切れ閉店となっていたほど。『人形町駅前店』は、直営店らしくメニューのバリエーションが豊か。つけ麺やまぜそばも提供していたが、ここは初訪問ということもあり、不動の人気メニューである「フュージョン」を注文させていただいた。

フュージョン

注文してからメニューが出てくるまでの所要時間は、5分程度。満を持して登場した「フュージョン」は、麺の太さ&硬さ、乳化スープのコク、麻婆餡のうま味&辛みの全てが完璧。本店で提供されているものと同等のクオリティの1杯を堪能することができた次第。中でも特筆すべきは、徹底的に炊き込み乳化したスープのコク深さ。これに甘辛いカエシが乗っかってくるサマが、堪えられない。既にしっかりと常連客を獲得しているようで、汁あり以外のメニューを注文している方も、複数名見受けられた。ガツガツと食べ進め、一気に完食。

暖簾分け店 東京・東武動物公園駅「自家製麺火の豚TDK店」

本年2月9日東武スカイツリーライン東武動物公園駅から徒歩5分程度の場所にオープンした『火の豚』の暖簾分け店。こちらの『TDK店』は『麺虎』のリニューアル。どうも『麺虎』は、『火の豚』と関係がある方が経営していたらしく、この度のリニューアルも、その絡みらしい。人気メニューである「フュージョン」を注文することにした。意外だったのは、麻婆餡の辛さの調節ができないということ。まあ、フュージョンの麻婆餡はそもそも、手が付けられない程辛いというわけではないが。待ち時間7分程度でメニューが登場。

フュージョン

よく乳化した豚骨ベースのスープにトロミのある麻婆餡を重ねた1杯は、もはや、都内のラーメン好きの間でもすっかり有名な存在となった。豚骨醤油スープのコクと麻婆のうま味の相性がすこぶる良好で、レンゲを持つ手を止めさせないだけの牽引力がある。このスープに合わせているのは、ゴワっとした食感が心地良い食べ口を約束する極太麺。分量はこの系統にしては程良い塩梅。サクッと完食。

4号店 埼玉・南越谷「火の豚」

7月14日にオープンした『火の豚』の4号店。今回の4号店では、『火の豚』訪問史上初めて、汁なしメニューにチャレンジしてみた。これまで汁ありの『フュージョン』ばかり食べてきたので、一度は戴いておこうかなと考えて。厨房に立っていた桜氏にチケットを手渡し、完成を待つ。オペレーションは実にスムーズで、私が注文した品の作成に着手してからは、10分も掛からないうちに完成。「まぜそば」の作成工程はそれなりに複雑なように見えるのに、ここまで時間の無駄なく仕上げてくるのは大したものだ。

まぜそばフュージョン&炙りチーズ


麺にソースをしっかりと絡ませ、数本の極太麺を力強く啜り上げてみた。スープoffである分、麻婆豆腐の辛み&うま味がよりダイレクトに堪能できるんだな。通常の「フュージョン」と較べ、体感的な辛みの強さははるかに上。辛みが苦手な私が確実に食べ切れる限界に近い辛さ。また、醤油ダレのうま味の質が極めて高く、相当なボリュームがありながらも、ペロリと食べさせるだけのけん引力を持ち合わせていた。辛系メニューにとって、辛みとタッグを組む「うま味のクオリティ」は、1杯の印象を左右する重要な要素だ。提供時の色彩的な見た目も麗しく、口にする前からテンションが上がる点も特筆すべき事項。辛系メニューとしても、ガッツリ系まぜそばとしても、極めて完成度が高い良杯。

以上3店舗を紹介したが、いずれも美味かった。本年2月に立て続けに出店を果たしたあたりから、これから続々と店舗が増えていくベクトルだと察したが、10月には立川ラーメンスクエアにも出店し着々と店舗増加が進んでいるようだ。是非、一度召し上がっていただくことをオススメしたい。

田中一明さんのプロフィール

田中一明(通称・ラーメン官僚かずあっきぃ)
1972年生まれ。東大卒の現役官僚でありながら「超・ラーメンフリーク」として年間700杯を超えるラーメンを、エリアを問わず実食。現在までの通算杯数は14,000杯に迫る。テレビ番組への出演や、雑誌やムック本の監修を行ない、ラーメン情報を精力的に発信している。「アウトプットは、着実なインプットの土台があってこそ説得力を持つ」という信条を持ち、新店から老舗に至るまで、47都道府県の店舗を探訪。信頼度の高さに定評がある。

※こちらの記事は、田中一明さんの了承を得てfacebook投稿を再編集したものです。田中さんのfacebookページはこちら

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